【はじめまして】桑田佳祐 LIVE TOUR 2021「BIG MOUTH, NO GUTS!!」に関してつらつらと語ってみる。(新潟, 埼玉&横浜公演)

昨年行われた

桑田佳祐 LIVE TOUR 2021「BIG MOUTH, NO GUTS!!」】の間奏を今更ながらつらつらと書いていこうと思います。

初めてこのようなブログを書くので、拙い文章にもなるかと思いますが、一人の若造がお送りする感想文のようなものだと思って読んでいただければと思います。

自分が参戦した公演は

10月2日(土)朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター

11月20日(土)さいたまスーパーアリーナ

12月31日(金)横浜アリーナ

(2022年1月3日(月)オンライン特別追加公演+おかわり配信)

の計3公演とオンライン公演に画面越しから参戦させてもらいました。

 

セットリストとその感想

M0.威風堂々

会場暗転からオープニングテーマとして「威風堂々」が流れました。

桑田さんの言葉を拝借しますとコロナ禍における「制限のあるライブ」に対して様々な思いを抱えていた(であろう)お客さんへの安心材料といいますか、このオープニング曲のおかげである意味(お客さんの気持ちの持ち方 / 向け方的にも)バラバラだった会場を一つにする最初のフェーズだったのかなと、今(1年ほど経っていますが)感じる部分があります。

 

M1.それ行けベイビー!!

本ツアーの1曲目はこの曲でした。ちょうど10年前の年末に行なわれた「マウントレーニアダブル presents 桑田佳祐ライブ in 神戸&横浜 2011〜年忘れ!!みんなで元気になろうぜ!!の会〜」を思い出させるような始まり方でした。

2番に入った時、そして3番に入ったときに少しずつドラムなどの音が増えていくような演奏の仕方が個人的には好きなのでお気に入りです。

 

また、「適当にBIG MOUTHでいこうな」「ボチボチNO GUTSでイイじゃん」と替え歌がされていました。こんなストレートな替え歌でもやはり生で聞いてしまうと、何か込み上げるものがあり、最初に聞いた新潟公演のときに少し泣いてしまったのを覚えています。

 

M2.君への手紙

1曲目とこの曲の間に少し簡易的なギターソロを桑田さんが弾いていました。

これまでのライブではハンドマイク持ち・アコースティックギター持ちで披露されてきましたので、エレキギター持ちで演奏するのはとても新鮮でした。

 

1曲目の「それ行けベイビー!!」は2011年リリース、そしてこの曲は2016年リリース、そしてこの後に紹介する3曲目の「炎の聖歌隊[Choir(クワイア)]」は2021年リリース(新曲)と、2011→2016→2021と5年ずつ月日を進む選曲だったのも一つ面白いポイントだなと感じました。

 

M3.炎の聖歌隊[Choir(クワイア)]

最新作の「ごはんEP」からの最初の選曲はこの曲でした。

イントロの前にoverture的なものが流れ、それと同時に来場者に配られる「ナマケモノライト」がここで光りました。イントロが流れ出した瞬間、この曲が聞けた喜びに感極まり涙を流した記憶があります。

「開演お待ちどうさん」「ご来場 大変御足労さん」「毎日お疲れさん」といった歌詞があるよう、やはりファンにとっては桑田さんとの久しぶりの再会を、そして桑田さんご自身にとってもライブやファンとの再会を彩る1曲だったのかなと思います。

自分が参加した横浜公演ではovertureの最初にチャペルのベルのような効果音が入っていました。

 

〜MC〜

そのまま3曲目の歌詞になぞらえて「開演お待ちどうさ〜ん!!」と会場に呼びかけていました。埼玉公演では、(その後発売されたDVDではカットされていましたが)「KKこと、小室圭です」とギャグを交えた挨拶をして会場を沸かせていたのも印象的でした。

 

ファンにとってはお決まりの(?)「次(4曲目)が最後の曲です」といういつもの流れをしっかり踏みつつ次の曲へと入っていきました。

 

M4.男達の挽歌(エレジー

「男達の挽歌と書きまして、男達のエレジーを聞いてください」というセリフから始まったこの曲は2017年に行なわれた「がらくたツアー」振りのお披露目となりました。

大サビ前の間奏の「Sock it to me...」のあの部分が2回になっていたのも印象的でした。

 

なお、本ツアーでこの曲が披露されたことにより、2021年の1年間で9thシングル「明日晴れるかな」の収録曲全てが披露されました。(オンライン公演を含む)(だから何だ案件)

明日晴れるかなこんな僕で良かったら→それぞれ2021年3月7日に行なわれた「静かな春の戯れ〜Live in Blue Note Tokyo〜」で披露。)

 

M5.本当は怖い愛とロマンス

こちらもお久しぶりの披露となりました。

コロナのおかけで(?)曲の最後でダンサーに「キスしてよ...」と呟くあの演出はなくなっていました笑

 

2012年のツアーでは、この曲は4曲目で、そして先述した「男達の挽歌(エレジー)」は2007年のツアーで4曲目に披露されていたことから、サザンの「ふざけるなツアー」のように、この部分は「過去のライブの4曲目を繋げたブロック」にもなりました。

 

M6.若い広場

2021年春からユニクロさんとのタイアップCMでオンエアされている曲の中から初めての選曲となりました。ひよこが泣く音とともにスクリーンにひよこの親子?のような絵が映されてからの披露となりましたが、この演出に会場全体は少し和んだ(笑い声も聞こえた)雰囲気になりました。

 

M7.金目鯛の煮付け

江ノ電と踏切の音のSEが流れたため、「黄昏のサマー・ホリデイ」「古の風吹く杜」などが披露されることを予想した方も多いと思います。(自分もそうでした笑)

「ごはんEP」の収録曲の中で一番好きな曲なので、個人的には聞けて良かったなと思っている曲です。

 

M8.OSAKA LADY BLUES〜大阪レディ・ブルース〜(ご当地替え歌ver)

本ツアーの最初の目玉ポイントとなったのがこの曲でした。

歌詞の一部を公演場所の地名やそこにゆかりのある著名人、観光スポットやご当地フードに変えて歌うという斬新なアレンジでした。

 

横浜公演では歌詞もそうですが、「曲名がどうなるのか」とファンの中では少し話題になっていました。(原さんの曲に「横浜Lady Blues」という曲があるため)

結果的には「新・YOKOHAMA LADY BLUES〜新・横浜レディ・ブルース」として披露されました。「新しいYOKOHAMA LADY BLUES」としての意味と、会場となった横浜アリーナの最寄駅である「新横浜駅」をかけているのかな、、、とふと思いました。

 

M9.エロスで殺して(ROCK ON)

このライブにおける20世紀生まれの曲の披露の最初はなんとこの曲でした。

ソロの中では最最推し曲であったこともあり、ツアー前から「この曲を聴きたい!」と散々騒いでいた身からすると、本当に嬉しかったです。

自分が行った新潟公演では歌詞を間違えて「乳房でお願い」と歌っていたのがツボでした。

 

M10.さすらいのRIDER

早くもごはんEPから3曲目の披露となりました。

NHKのSONGSでも「極上のブルース」と形容されていましたが、ギターをはじめとした楽器が奏でる音の一つ一つが本当に綺麗で、棒立ちで聞いていた記憶があります。

自分が行った埼玉・横浜公演では「流れ者のような生き方に憧れたことがあり、それを歌にしました」といった簡単な制作秘話を語るMCから入りました。(こちらのMCもDVDではカット( ;  ; ))

 

M11.月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)

映画のタイアップもあり、こちらは納得のセトリ入りかなと感じました。

「現在(いま)がどんなにやるせなくても、明日(あす)は今日より素晴らしい」という歌詞を生で聞けてとても嬉しかったです。

この位置で白い恋人達の演奏を予想している方も多く、また曲が始まる前に白い煙が漂う演出もあったため、「おっ、白い恋人達くるか?」と構えたので良い意味で裏切られました。

 

〜MC〜

メンバー紹介などを含め中盤のメインMCがありました。

この年の桑田さんといったらやっぱり「66ちゃい / 前期高齢者」ネタでしたね。

自虐ネタとして扱われたものでしたが、前期高齢者がやってる全国ツアーとは思えないくらいの迫力 / 歌唱力 / 演出 / パフォーマンスだったかなと感じます。

 

メンバー紹介では2020年の特別ライブ以降で行っている即興音楽に合わせた簡単なソロ回しを交えたものでした。

また、(こちらもDVD版ではカットでしたが)バンドメンバーに対する簡易的なクイズ大会もありました。こちらも即興でヤラセなしのものであったため、かなり盛り上がったのを記憶しています。

 

M12.どん底のブルース

「私史上最も暗い曲をやります...」というMCから入った曲でした。

実に20年振りの披露となったこの曲の披露は衝撃的でした。

ライブ前のラジオで「昔のライブ音源を聞き直している」といった桑田さん自身のコメントもありましたので、この曲だったのかな、と思う節もあります。

 

この曲は弾き語りでお客さんに語りかけるような披露のされ方だったため、桑田さんとの距離をより近く感じられ、「生のライブ」を肌で感じた時間でした。

 

3番の歌詞は”今のご時世”を写し、それを言語化した歌詞にアレンジされての披露でした。

「来年もライブがやりたいんです 皆様がお望みなら」「その時はマスクを持って笑顔を見せてほしいから」この歌詞を聞いた瞬間泣きまくりました。

このようなストレートに想いを伝えてくれる歌詞に自分は本当に弱いのです、、、

 

M13.東京

ダウナーソングの大ボスさんの登場です。

本編のギターソロ枠としての披露であり、先ほどの「どん底のブルース」と並んでアルバム「ROCK AND ROLL HERO」からの選曲となりました。

大サビの「Ah 雨よこのまま」「Ah どうか泣かせて」の部分がカットされての演奏でしたが、それにしてもは迫力とそれに伴う演出が凄かったのを今でも覚えています。

 

この曲は、先ほどの聞き手に寄り添った「どん底のブルース」とは逆に、演出を含め、聞き手と距離を(あえて)取り、音楽や歌詞を「魅せる」時間だったのかなと感じます。

 

M14.鬼灯(ほおずき)

この曲の前に少しMCが入りました。

今のヒットチャートに名を残す「あいみょん / King Gnu / 藤井風 / Official 髭男dism(敬称略)」などの名を挙げて「俺にはあんな曲書けない...」「あんな高い声出せない...」と自分を下げつつ相手をあげて褒めていたのがなんとも桑田さんらしいなと感じました。

 

新潟公演では「夏になると忘れちゃいけない日がありまして、それを思って書いた曲です」といったようなMCからの披露でした。

このようなテイストも曲を今でも書き続ける桑田さんは、本当に心から平和を願っている方なのだな、、、と改めて実感しました。

 

曲の終盤の「内地の桜をもう一度見たかった」という歌詞に合わせて、スクリーンに桜が映る演出から、その桜の葉が色を変え、冬の風が吹き、葉が散っていく...という演出から続けて披露されたのが、、、

 

M15.遠い街角(The wanderin' street)

でした。ファンの全員が「ユニクロさんありがとう」と思ったことでしょう。

そしてこの曲がこのツアーにおける1980年代の曲の最初の披露となりました。

 

個人的に副題の「The wanderin' street」という表現がとても好きで、「wonder(不思議に思う、〜かなと思う)」ではなく「wander(彷徨う、流離う、ぶらつく)」としてるのがお気に入りなのです。

 

「何かふとした時に彷徨いたくなる場所」あるいは「夢の中で自分が彷徨っている場所」といった意味が伺えるのかなと思いまして、曲の冒頭の「夢でも訪れる街」ともリンクしていて良いな、、、思うのです。

 

M16.SMILE〜晴れ渡る空のように〜

いわゆる煽りパートの頭を飾ったのはこの曲でした。この年の夏に行われた東京オリンピックを彩り、またコロナ禍を生き抜く老若男女にとっての応援ソングとしても存在しているこの曲は、やはり他の曲よりも強い力があったような気がします。

イントロを聴いた瞬間に自然と涙が出て、「ああ...自分もこのコロナ禍のおよそ2年間、なんやかんや辛かったんやな...」と実感をしました。

また、2番サビの際のスクリーンに医療従事者の方の絵が映し出されたのを見て、歌詞とのリンクも相まって大泣きをしてしまいました。

 

M17.Soulコブラツイスト〜魂の悶絶

斎藤誠さんのギターの簡単なovertureから始まりました。

このovertureを聴いた時にKUWATA BANDのBAN BAN BANが来るのか!?と思いテンションが上がったのを記憶しています。

 

秋口から年末にかけて出演した音楽番組ではこの曲と「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」がセットで披露されました。間違いなく2021年の音楽シーンを飾った曲の一つでもありますし、なによりこのレベルの曲を2曲続けて披露できてしまう桑田さんの振れ幅もすごいなと改めて実感をしました。

 

M18.Yin Yang(イヤン)

先述した10年前のライブで「狂った女」が披露された時のように女性の喘ぎ声?のようなSEから入り、またスタンドマイクでの披露となりました。

帽子を被った演出などを含め、2018年の「ひとり紅白」において出演した(?)神良壁郎さんを思い出させるような雰囲気でした。

ラッパー姿だったりランジェリー姿のダンサーもいて、かなりカオスな雰囲気となっていたのを覚えています。

 

M19.大河の一滴

リリースからライブ皆勤賞を続けているこの方の登場です。「静かな春の戯れ〜Live in Blue Note Tokyo〜」からは煽りパートでの披露となっていますが、これが本当に型にハマっていると言いますか、新しい披露のされ方が確立されたのかなと思います。

この曲の煽りでの披露の確立を考えると、個人的には「NUMBER WANDA GIRL〜恋するワンダ〜」「いいひと〜Do you wanna be loved?〜」「百万本の赤い薔薇」「あなたの夢を見ています」あたりの曲も煽り昇格がアリかな?と思います。

また大サビ前のセリフのパートもご時世に合わせた替え歌に代わっていました。

 

M20.スキップ・ビート(SKIPPED BEAT)

そしてこの曲も煽り曲としての選抜となりました。

ドラムのなどのテンポも”煽り用”にアレンジされた披露でした。

中盤の「I love your guitar, play some more to me」のシャウトを期待してましたが結果的には聞けず、代わりに「中ちゃん、誠ちゃん景気の良いソロ弾いとくれ〜」という替え歌から(スクリーンに映る歌詞は「I love your guitar〜」のままでした)、ギター二人のツインギターソロのお披露目がありました。

また「Woman say, Yeah!!」のコーレスの部分もご時世的に声を出せないという観点から、観客が桑田さんのリズムに真似て手拍子をするという演出になりました。こちらもかなり即興感があり、かなり盛り上がった&楽しかったのを覚えています。

 

M21.悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)

本編の締めとして披露されたのはソロデビュー曲のこの曲でした。

何度同じことを言うのか、、、と思われそうですがやはり「悲しい気持ちで嬉しい気持ちになれる」ライブは素晴らしいものです。(言いた過ぎた)

 

声は出せませんが、あのイントロのドキワク感、全員での指差しなどを通すと、「ライブってこんな感じやったな...」といったある種のコロナ禍前に対する懐かしさをふと感じた部分もありました。

自分が参加した横浜公演(年越し公演)では、セオリー通りならこの曲(本編ラスト)で年越し(結果的にはこの曲ではされず)であったため、いつ・どうやって年越しをするのかについてかなり曲中もソワソワしたのを覚えています。

 

ここで本編が終わり、小休憩を挟んでアンコールへと行きます。

 

E1.明日へのマーチ / 真夜中のダンディー

まずは「明日へのマーチ」に関して。

「願うは東北で生きる人の幸せ」

震災から10年経ってもやはり桑田さんへの復興の思いは風化していないのとかなと思いました。

 

結果的に日替わりアンコール枠になってしまったこの曲は、

桑田佳祐 LIVE Blu-ray&DVD がらくたライブ」のBonus Track、

「ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼きfeat.梅干し」のBonus Disk、

桑田佳祐 Blu-ray&DVD LIVE TOUR 2021 BIG MOUTH, NO GUTS!!」のBonus Track

の直近3つの映像作品において全て「Bonus Track(Disk)」という、いわば”特典”として収録をされているというなんとも珍しい立場の曲になってしまいました。

 

そして、ツアー後半に注目の的となった「真夜中のダンディー」。

The Rolling Stonesの「Honky Tonk Women」を想像させる始まり方をしたこの曲は、2番サビ後の間奏においてバンドメンバーのソロ回しが行われました。

カッコつけずにただただ純粋に「音楽を楽しんでいるバンドメンバー」を見てとても元気をもらったのを覚えています。

 

自分が参加した横浜公演ではこのソロ回し中に桑田さんがはしゃぎ過ぎて、その後の「愛と平和を〜」の歌い出しに出遅れてしまっていたのがとても印象的でかなり個人的には和んだシーンでした。

 

E2.悲しきプロボウラー / オアシスと果樹園

まずはライブでは初披露となった「悲しきプロボウラー」。

桑田さんの「ボウリングしませんか?」という台詞に合わせて鳴ったピンが倒れる音からはじまったこの曲は個人的に聞けてとても嬉しかったです。

いわゆる「ポップ歌手」が演奏するようなバンド演奏で、演出含めかなり盛り上がったのを覚えています。

 

そしてなんと年越しの曲となった「オアシスと果樹園」さん。

1番サビ後に「年越しまであと3分」の文字が、2番のサビ中に「年越しまであと2分」、そして大サビ中に「年越しまであと1分」の文字が映し出されました。

実際に目の前のスクリーンにこのカウントダウンの文字が映し出された時は本当に興奮しました。「20歳になったら絶対桑田さんの年越しライブに行く」と高校生の頃から決めていた自分の夢が一つ叶ったような感覚でもありました。

 

2020年の年末に行われたサザンオールスターズの「ほぼほぼ年越しライブ」を含めると、自分にとっては2年連続で桑田さんと年を越せたことになります。これほど幸せなことはないです。

 

E3.愛の奇跡(ヒデとロザンヌ)

ここでまさかのカバー曲でした。ただ歌いたいだけなのか、ひとり紅白に未練があるのかわかりませんが、とにかく歌謡曲へのリスペクトを感じたひと時でした。

「最後に自分の大好きな歌を歌ってとっとと帰らしていただきます」といってはじまったこの曲はコーラスのTigerさんとデュエット形式で披露されたものでした。(最終的にはコーラスのゆっきーさんも乱入(?)しました。)

 

そしてこの曲が終わり、ドラムのリズムがまた始まりそのリズムとともに奏でられた会場の拍手の中演奏がはじまったのが、、、

 

E4.波乗りジョニー

この曲でした。近年は「煽り」パートでの披露でしたが久しぶりのアンコール起用でした。やはりライブには欠かせない一曲でした。Bメロの盛り上がりから容赦なくサビに流れ込むこの曲は、実はこの年(2021年)がちょうどリリースから20年だったのですね。全く色褪せない曲であり、いわゆる世間が桑田さんに対して抱く「夏!海!恋!」のイメージを体現している曲かなと思います。

 

何度聞いても良いこの曲ですが、やはり演出やダンサーの存在もこの曲には大きいかなと思います。(この曲に限りませんが、やはり)「総力戦」という言葉が似合うのかなとも思います。ボーカルの桑田さんだけでなく、メロディを愛でるバンドメンバーの演奏、それを盛り上げるダンサー、ステージを光らせる演出や煙の特殊効果などを出し惜しみせず、全て出し切ったような盛り上げ方だったと思います。

 

E5.祭りのあと

ライブの締めにはこの曲が起用されました。

なんとなくこの曲は、「ああライブが終わってしまう、、」という気持ちとその余韻に浸りながらリズムに合わせてワイパーを無心にするというような、いわば流れるプールの中で流れに身を任せて他力本願で(?)時間を過ごすイメージがあります。

個人的には演出もオレンジ(夕焼けっぽい)で夏の終わりを感じさせるような、寂しいけど何か和んだ雰囲気が好きなので、この曲もかなり印象に残っています。

 

最後に

先述したよう「制限のあるライブ」でしたが、その中で最大限にエンタメの面白さ楽しさを引き出し、私たちにそれらを感じさせてくれるライブであったと思います。

 

コロナ禍において率先して配信ライブを行なったり、チャリティーソングを作ったりと、先の見えない事柄に対して即時性のあることを考え、それを実践してしまう行動力を持つ桑田さんやメンバー、スタッフの方々は月並みな表現になってしまいますが、本当に凄いなと何度も感じました。

 

11月からは「5大ドームツアー」が開催されますね。ベストアルバム「いつも何処かで」の曲目も発表され、いよいよライブに向けてファンである私たちもエンジンがかかり始める時期かなと思います。

 

お互い体調には気をつけて、桑田さんとの逢瀬を楽しめたらなと思います!

ここまで読んでくださり本当にありがとうございます。

また、何か機会があればこのように思いを言語化して色々と書いてもみようかなと思います。

 

それでは、また。